今回は面型の付け方について解説していこうと思います。
「面紐で縛る」「手でほぐす」「床におく」「使って慣れさせる」など面型の付け方には色々な方法があります。
- 高校時代の面型ってどうやって付けたんですか?
- 面型のオススメの付け方ってありますか?
本当に皆さんから上記のような質問を多くいただきます。
実際に私がやっていた面型の付け方を紹介します。
型を付けようと思ってあの形になったと言うより、自然とあのような形になったと言う感じです。
ちなみに、私は中学3年生から今の大学生まで試合用の面は同じ物を使っています。
自然体の面型にするにはどうすれば良いのか紹介していきます。
正直、面型の正解はないと思うで、参考程度にしてください。
剣道防具【面型の付け方】
面型を気にする選手は沢山いますが、「面垂れは肩を守る為に付いている」と言うことを忘れないでください。
見た目を重視するあまり、面垂れの長さを短くする人がいますが、とても危険な行為なのでやめましょう。
最近の面に最初から面垂れの長さが短か目の物が多いので、自分の体が小さいと言う事がなければ「面垂れカット」する必要はないかと思います。
- 面をほぐして馴染ませながら自然に面型を付ける方法
- 面紐で縛って面型を付ける方法
- 床に置いて面型を付ける方法
早速、面型の付け方を紹介します。
3つのポイントを意識すると、面型はかなり変わると思います。
私の場合、基本的には面紐では縛ず、「面を馴染ませる」「床に置く」だけで面型を付けています。
購入してからすぐは「のり」で硬っていたり、「馴染んでいない」為ものすごく硬い場合があります。
これら二つは、「稽古で使う」「毎日ほぐす」作業をすれば解決出来ます。
使わなくても面型を付ける方法はないの?
勿論使わなくても、「面紐で縛る」「毎日ほぐす」の方法で面型を付ける事は出来ます。
しかし、使っていない分「馴染み」が出てこないので、自分の体に合った面型はつきません。
面紐で縛ったり、ほぐす事で面型を付けた面を実際に使ってみると「形崩れ」してしまう事があり、それは「自分の構えが面型と合っていない」ことによる場合があります。
- 面型を付けても「左側または右側」だけ「面垂れ」と「突垂れ」との間が開いてしまう。
- 毎日使っていても左右の形が違う。
上記のような場合は「構えによって面型がついてる」「技の種類によって型がついている」事が原因かもしれません。
「面型が変わるから構えを直さないと・・・。」
そこまで面型にこだわりすぎるのは良くないと私は思います。
面をほぐして馴染ませながら自然に面型を付ける方法
練習用の面の場合、特に面型を気にする必要はないかと思います。
できたら、面は練習用と試合用を使い分けるのをおすすめします。
面型が付きやすい防具を選ぶ事も大切です!
失敗しない防具を選びたい人はこちらを参考にしてみてください!

試合用の面を練習で使いたくない人は「技の練習だけ使う」「練習試合で使う」事で馴染ませていくのがおすすめです!
私は「馴染ませたいけど、大切に永く使いたい」と思っていたので、「練習試合だけ」で馴染ませました。
ちなみに練習試合では、アップさえも使わず、わざわざ練習試合に面を2つ持っていって「アップ用」と「試合用」を使い分けていました。
道具を大切にしたい人は是非試してみてください。
そこまで気にしない人は、普段の練習や技の練習で使い馴染ませてください!
面紐で縛って面型を付ける方法
面紐を使って面型を付ける方法がありますが、試合用で使っている私の面は縛って面型を付けていません。
私の試合用の面は綿が薄いので、縛らなくても面型がついたからです。
練習用の面で硬い時は縛る場合もあります。
その時は面型を意識すると言うより、頭の形を意識して縛っていました。
- 1度通常のように面を付けて縛る(面を通常通り頭に装着して結ぶ)
- 面紐を結んだ状態のままで面を取る
- 面を取った状態で面紐を付ける
- 目付(物見)の真後ろに結び目が来るようにする


このように面紐の結び目が目付け(物見)の後ろに来るようにします。
無理に面垂れを縛るより、正しい位置で面紐を縛った方が自分に合った面型をつける事ができると思っています。
良く首元で面紐を縛る人がいます。
首元で面紐を縛ると、突垂と面垂の間が開いてしまうのでタコ面(見た目が不格好)になってしまいます。
結び目には転倒した時に後頭部を守る役目もあるので、首元で面紐を縛らないようにしましょう。
床に置いて面型を付ける方法
私自身一番行うのは床に置いて面型を付ける方法です。
下の画像を参考にしてみてください。
これは面紐を結んでいませんが、面紐を結んだ状態でも行います。
購入してすぐは、左右が地面にペタッと張り付くと思うので、左右のL字の部分を少しだけ上にあげるイメージです。
分かりにくいですが、L字の下に影が出来ている部分が購入時には床に張り付くので、上にあげています。
上げすぎると肩が剥き出しになってしまうので、肩を守る為にも上げすぎに注意してください。
もう一つ意識して欲しいのが、突垂と面垂の間です。
くっつき過ぎても変になりますし、離れ過ぎても変になります。
ちょうど良いポジションを見つけてください!
面型を付ける為には無駄なことをしない!
今回は面型の付け方について紹介しました。
この記事を読んだ人は面型を付けるのは意外と簡単だなと思ったのではないでしょうか?
- 面をほぐす(馴染ませる)
- 面紐で縛る(基本的に私は縛りません)
- 床に置いて型を付ける
3つのポイントを意識し、無理に型を付けようとしなければ、簡単に面型を付けられます。
面型付けに一番良いと思うのは、『馴染ませる』方法なので、新品の面を消耗させたくない
場合は、出来るだけ練習では使わず馴染ませられるように、少し努力をしてみてください!
先ほど書きましたが、私の試合用の面は中学生の頃から大切に使っているものです。
防具も色々な種類がありますので、自分に合ったかっこいい防具を、是非見つけてください!
面型を付ける為に縛る方法
床に置くだけで面型が付けることが理想ですが、最初は硬くて「面紐で縛る方法を教えて欲しい!」という人も多いと思います。
私は基本的に縛る事はありませんが、中学校時代に流行っていた縛り方を紹介しようと思います。


- 面をつける時と同様に面紐を後ろに持って行く。
- 内側から目付け(幅が広い所から)外に面紐を出す
- 後ろで交差する
- 交差した後、突き垂の裏を通して交差させる
- 突き垂部分で結ぶ
文字だけでは分かりにくいと思うので動画で詳しく紹介しております。
面型の付け方の詳細をさらに詳しく学びたい人は是非参考にしてみてください。











