剣道具・勝利グッズ

【A-1α】伝説の遺伝子を持つ剣道防具を徹底解説

今回ご紹介するのは、軽量実践型防具『A-1α』(エーワン アルファー)です。
A-1防具シリーズは、多くの有名選手が愛用しており、実戦を想定し作られた機動性に優れた防具です。

A−1αは、そのA-1防具を神奈川八光堂と東山堂の共同開発よって、復活させ、そして進化させました。

【A−1α】〜伝説の遺伝子が蘇る〜

元々、A-1防具シリーズは勝つために軽くて使いやすい防具として、神奈川八光堂で開発されました。

A-1αは、軽量実践型防具の初代として人気のあったA-1防具をさらに改良し、安全性と使いやすさを追求しています。

軽量実践型防具【A−1α】セット

A-1αは、A-1シリーズの新しい防具です。
軽量実戦型の防具のパイオニアとして人気のあったA-1が進化を遂げて復活しました。柔らかさを向上させるために、新素材の芯材を使用しています。
また、顎の形などの細かい部分のデザインまでこだわり、ようやく完成に至りました。

【A−1α】安全性と機動性を兼ね備えた『面』

『A-1α』重要なポイントまとめ
  • 尺幅:6mm(ナナメ刺し)➡︎衝撃吸収性能
  • 織刺生地:通気性・速乾性・伸縮性に優れている
  • 3cmナナメカット:見た目と機動性を重視
  • 面垂の長さ:18.5cm〜19cm(長すぎず短すぎない安全性と見た目)
  • 面金の素材:ジェラルミン➡︎軽量で強度がある素材
  • 面金の裏が金:視界を妨げない加工
  • 内輪:シルリード素材➡︎速乾性に優れている

初めに、A−1αの面についてご紹介します。
面布団は、刺し幅が6mmのナナメ刺しで織刺生地を使用しています。
刺し幅が6mmと比較的広いため、柔らかく厚みがあり、衝撃吸収に優れています。

織刺生地とは、綿100%の刺し子生地で、その特徴としては、通気性がよく汗の乾きが早いです。伸縮性があり柔らかく、動きやすい素材となっています。

面垂は、A-1の中でも人気のあった3cmナナメカットを施し、見た目の美しさと動きやすさを重視しています。

面垂の長さは、18.5cm~19cmとなっています。
面金はジュラルミンを使用し軽量で強い素材となっています。

それだけでなく、最大の特徴としては、面金の裏がグレーになっていることです。
グレーにすることで、視界を妨げず、見た目もクールに仕上がります。

内輪は、シルリード製で汗性と速乾性に優れ、汗を素早く吸い取り生地全体に拡散させ、汗が乾きやすい状態にし、べとつきを防ぎます。

顎は4段飾りで、ヘリ革・耳革は紺の人工革を使用しております。
また、安全面も重視しております。
喉元には、取り外し可能なISG(IBB SAFETY GUARD)を装備し、竹刀が喉元に誤って入ってしまっても、怪我から身を守ってくれます。

【A−1α】一級品の使いやすさ『小手』

次に、A-1αの小手についてご紹介します。
小手は、使いやすさを追求しています。
小手頭は、独自の角度で取り付けた応じ型になっています。

これにより、新品状態から竹刀を自然に握ることができ、必要のない力がはいらないため脱力した状態から、冴のある技を出すことができます。
また、手首の部分の飾り糸が斜めに入れられているため、手首をよりスムーズに動かすことができます。

小手頭は、面と同様に刺し幅が6mmの織刺生地を使用し、手の内には人工革のミクロパンチが施されています。
ミクロパンチとは、手の内の革の部分に小さな穴を開けることで、小手の中の熱を放出する効果があり、夏でも快適に使用することができます。

そして、小手を打たれて痛い人の為に、よく打たれる右手の筒を厚くすることで痛みを和らげてくれます。
小手にこだわる方なら、一度使ってみると、通常の小手との違いがよくわかると思います。

【A−1α】洗練されたデザインの『垂』

次に、垂れについてご紹介します。
こちらも同じく、刺し幅が6mmの織刺生地を使用しています。
そして、大垂を人気の高いナナメ刺しにし、見た目の高級感を演習しています。

また、こちらも実戦を意識し腹帯を短めにし、大垂には、ナナメカットを施し、腰回りの動きやすさを追求しています。
段飾りは、五段飾りです。

【A−1α】迫力のある『胴』

最後に、胴についてご紹介します。
胸飾りは、A-1αオリジナルで、スッキリとしつつも迫力のあるものとなっております。
また、胴台は強化樹脂で丈夫かつ適度な重量感が備わっております。

オプションで変り塗胴台に変更可能できます。
変り塗胴の種類は、黒タタキ、紺タタキ、溜があります。胴裏は、共通のものとなります。

【A-1αBIOCLEAN(エーワンαバイオクリーン)】

A-1αの防具に、清潔さと快適さをプラスした防具がA-1αBIOCLEAN(バイオクリーン)です。剣道の防具は、大量の汗を吸収するため、臭いの原因となる菌が増殖することは仕方ありません。

しかし、バイオクリー防具は、臭いの原因である菌の発生を防ぐバイオクリーン加工をし、匂いを元から絶ちます。

また、それだけでなく、丸洗い可能で色落ちが少なく、乾きやすいため、清潔で快適に剣道に取り組むことができます。

【A-1αバイオクリーン】清潔で快適な防具セット

A-1αBIOCLEANは、バイオクリーン加工を施すことで、従来の抗菌防具よりもより優れた抗菌作用が期待できます。

また、テトニット素材を使用しているため、乾きやすく臭くなりにくい、しかも水洗いができます。色落ちが少ないため、他の剣道具への色落ちの心配をする必要もありません。

【A-1αバイオクリーン】匂いが気にならない『面』

初めに、面についてご紹介します。面金に、Ag +抗菌加工がしてあります。Ag +抗菌加工とは、面の中で最も菌が繁殖する内側の口元下四段の臭い菌を減少させ、臭いを半減させる特徴があります。

また、この効果は、暗所や防具袋の中でも持続することも実証されています。面布団は刺し幅が5mmのテトニットナナメ刺しです。

刺し幅が5mmと標準的で硬すぎず適度な厚みがあります。先ほども述べたようにテトニット素材であるため、吸汗性、速乾性に優れております。テトニット素材は、内輪にも使っています。

そして、面布団の裏側の直接体が触れる部分には、バイオクリーンインナーをあしらうことで、より菌の繁殖を防ぎます。A-1αと同様に喉元には、取り外し可能なISG(IBB SAFETY GUARD)を装備しています。

面垂は3cmナナメカットをし、動きやすく美しい仕上がりになっています。面垂の長さは19~20,5cmです。顎は4段飾りで、ヘリ革・耳革は紺の人工革を使用しております。

【A-1αバイオクリーン】最高の通気性『小手』

次に小手についてご紹介します。
小手頭は、A-1αと同様に応じ型になっているため、技をスムーズに出すことができます。
また、手首の飾り糸を斜めにすることで、手首の稼働にストレスを感じず、動かすことができます。

手の内は、ミクロパンチが施されています。
また、筒内側にはバイオクリーンシルリードによって、吸汗性・速乾性・防汚性・制菌性の効果が期待できます。右手の布団は厚くなっています。

【A-1αバイオクリーン】高級感のある『垂』

次に、垂れについてご紹介します。
垂れはA-1αと同じく、大垂れをナナメ刺しにし、ナナメカットも施しています。

また、腹帯も短くすることで、動きやすさも追求しています。腹帯の裏には、バイオクリーン加工がされている為、最も汗を染み込む部位の清潔さも保てます。段飾りは、五段です。

【A-1αバイオクリーン】通気性がよく、重量感のある『胴』

最後に、胴についてご紹介します。
胸の部分をテトニット素材にすることで、軽量かつ通気性が良いものに仕上がりました。
また、胴台は、安定感のある50本型の強化樹脂を使用し、高級感を携えています。

【A−1α CROSS(エーワンαクロス)】〜伝説の遺伝子が深化〜

A−1α CROSSは、A-1αの防具をベースに布団の縫製を十字刺(クロスステッチ)にしたものです。
通常のミシン刺しは、縫い目の方向に沿って曲げた時は強いのですが、縫い目に反して曲げた時は、弱いという特徴があります。

しかし、クロスステッチは、ミシン刺しの防具の一つですが、縦横どちらの方向の曲げにも強く、体にしっかり固定されます。

見た目が手刺しの防具のような高級感を携えていますが、価格がミシン刺し並みと比較的購入しやすいことも特徴です。

【A-1αクロス】クロスステッチで体にフィットする剣道防具セット

A-1αCROSSは、クロスステッチにすることで、柔らかく動きやすいだけでなく、体に立体的にフィットする為、激しい動きの中でも防具がずれることなく、試合に100%集中することができます。

また、胴はA−1αと同じもので、先ほども説明しましたがオプションで変り塗胴台に変更可能です。

激し動きでの面のズレを軽減A-1αCROSS(クロス)・【面】

初めに、面についてご紹介します。
面は、A-1αと同様で面布団は刺し幅が6mm織刺生地で、面金はジュラルミンで面金裏はグレーです。

面垂も3cmナナメカットをし、内輪はシルリードで顎の飾りは4段飾りです。
ヘリ革耳革は紺クラリーノを使用しています。

また、ISGも装着されています。
基本的には、A-1αと同じで十字刺しになったことが大きな特徴です。

立体的にフィットA-1αCROSS(クロス)・【小手】

次に小手について、ご紹介します。
小手も、A-1αと同様で手の内は人工皮で形は応じ仕様です。

右手の布団は厚く、甲手裏はシルリード仕様で吸汗性と通気性が良いです。
こちらも基本的にはA-1αと同じですが、クロスステッチにより、手刺のような凹凸で、打突の衝撃を分散させ、痛みを和らげてくれます。

腰回りの動きやすさを追求A-1α CROSS(クロス)・【垂】

次に、垂れについてご紹介します。
垂れも、A-1αと同様で6mm織刺生地で、腹帯は短くしています。

段飾りは5段飾りで、大垂の左右はナナメカットを施し、重厚感のある美しい着想になります。
こちらも、こちらも基本的にはA-1αと同じですが、クロスステッチにより、腰回りにフィットし腰回りの動きにストレスなく動くことができます。

伝説の遺伝子を持つ【A−1α】まとめ

今回ご紹介したのは、A-1α、A-1αBIOCLEAN、A-1αCROSSの三種類でした。
どれも、実戦を意識し、作られている為、動きやすさ、使いやすさ、軽さには定評があります。

試合向けの防具ですので、試合で最高のパフォーマンスを発揮したい人には、オススメです。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。

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