剣道情報

コロナウイルス【九州学院時代、熊本震災中モチベーション】

熊本地震(震災)は2016年4月14日21時26分に起きた出来事です。
最大震度7の地震が立て続けに2回(4月14日・4月16日)、6弱が3回、細かい余震が続き、恐怖の日々が続きました。

当時、私は高校3年生でインターハイ4連覇や玉竜旗の3連覇がかかる中、突如天災で大好きな剣道が一時期出来なくなりました。
その時の大会に臨む自分のモチベーションや、練習ができない中でのやっていた事を紹介していければ良いなと感じています。

出典:熊本地震、益城町で大きな被害(写真:つのだよしお/アフロ)

新型コロナウイルスと地震は違う

当たり前ですが、新型コロナウイルス感染の可能性は誰にでもあるので、部員が集まって稽古は出来ません。
ですが、感染しないように配慮して安全な生活をすれば大丈夫です。

自主稽古は出来ますし、チームメイトとSNSや携帯で繋がっています。

コロナウイルスとの決定的違い

今回のコロナウイルスは熊本地震の時と大きな違いがあります。

  • 感染の可能性がある
  • 濃厚接触競技
  • 稽古ができない
  • 試合も中止になっている
  • 収束の目処が立たない
  • 死に至ることもある

一時的な問題と違って、どれだけ剣道をしたい気持ちがあったとしても他人に感染させてしまう可能性があります。
それだけではなく、「死んでしまう」という最悪な事態まで考えると、簡単に行動はできないでしょう。

また、試合が次第に中止になることで、モチベーションも高く持てないですね。

しかし、逆に考えればチャンスとも捉えることもできます。
練習をしてない人との差をつける事ができるからです。
現状、出来ることは自主練習になるので、自分自身を鼓舞して努力をする事で、成長に繋がる最大のチャンスと言えます。

感覚的な部分はイメージトレーニングをすることになりますが、身体的トレーニングをしていれば「スピードアップ」「パワーアップ」に繋がります。

コロナウイルスの影響や自主練習方法を載せておくので確認してみてください。
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モチベーションの保ち方

4年前、まず第一に熊本地震復興を念頭に置いていましたが、剣道の事は一時も頭から離れませんでした。
それほど、全国大会に向けての意識を強く持っていました。

  • 自分自身の現状を確認
  • 足りない部分の強化「トレーニング」
  • 大会で勝つために何をするべきなのか「逆算思考」

特に上記の三つを考えて、稽古ができない時は努力をしていました。
メンタル的な部分になるかもしれませんが、達成したい目標に向かって自分がどれだけ行動にできるかが重要になるかと思います。

  • 玉竜旗:3連覇
  • インターハイ:4連覇

上記の結果を達成する事ができました。
一人では絶対に達成できませんでした。
本当に色々な人に感謝しています。

熊本地震(熊本震災)とコロナウイルスまとめ

今回は熊本地震の体験した時の「感情」や「状況」とそのような状況下で取り組んだことをまとめました。

未だに、「地震の時と同じような音」に敏感だったり、「高層マンションのビル風での揺れ」「飲食店等に居て、電車で多少の揺れ」でびっくりして警戒体制に入る事があります。
この記事を書くときも、「恐怖」を思い出しながら「涙」が出てくるような出来事でした。
当時チームメイトや監督に助けられながら、目標達成出来ましたが一人では絶対に達成できなかった結果でした。

今は新型コロナによる非常事態の中ですが、目標に向かって自分自身とチームを見直して、課題克服のため努力したいと思いました。
一緒に頑張っていきましょう。

ここから下は熊本地震の時に、実際の私が目にし、体験したことです。
生々しい話もありますが、一度読んでみてください。

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視界の全てが歪んだ【震災直後から集合まで】

何気ない寮での「点呼」が行われる少し前の時間でした。
本当に一瞬の出来事で「壁」「柱」「ガラス」「窓」など視界に入る物全てが歪んで見えました。
避難訓練など全く無意味に感じるほど体が動きませんでした。

ある程度地震が治った時に「地震だ」と現実に引き戻され机の下に隠れましたが、天井から何か落ちて来ていたら、確実に死んでいたでしょう。

余震が続き、恐怖の夜になりました。
その日は学校のグラウンドで過ごし、監督が地震直後とんでもない速さで生徒の無事を確認しに来た事を覚えています。

“もう大丈夫と”少し安心が混じる中で2度目の大地震が起きました。
この時寝ていた私は、もしもの時の荷物をまとめていた物を全て置いて外に飛び出してしまいました。
人間はパニックになると何もできない事を、身にしみて感じました。

私自身の命は別状ありませんでした。
しかし、心の傷は中々治らないというのはこういう事だなと感じました。
心の傷が深い人や、家や家族を失った人の事を考えると、もっと辛いだろうなと感じます。

解散後から集合まで

監督からは「多数の生命が失われ、困っている人がいる。そこを考えて行動しろ。自分のことだけ考えてはいけない。剣道はいつでもできる。」と、今は自分たちが大好きな剣道をやるべきではないと考え、解散をすることになりました。

それぞれ生徒は規制帰省をし、私も寮を離れ自宅に帰りました。
自宅も震災の影響を受け、冷蔵庫は床からずれ、タンスは前に倒れており、よく原型を保ったなと思いました。

自分自身でもやるべき事しながら、弟の通っている高校に稽古をさせて貰いました。
本当に感謝です。

県大会(インターハイ予選)も迫って来ており、焦りを感じ始めたので、生徒同士で話し合って、稽古できる環境を監督に作っていただきました。
グラウンドに張ったテントで何日か生活し、照明が付かないところもあり、薄暗い中稽古に励みました。

こんな状況下でも、大好きな剣道ができる事に本当に感謝しました。
長期剣道ができない中、課題意識や目標の再確認する事で、より一層チームワークが強まり、成長に繋げることができました。

成長する為には今自分自身がやるべき事は、何なのかを考え、常に向上心を持つ事が大事になります。

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