試合前に調整したり、メンタル面を考えて大会に臨んでいますか?
大切な大会に向けて練習してきた人も、「調整」「メンタルトレーニング」をしていなければ、100%の力を発揮する事はなかなか出来ません。
強豪チームでは、試合前に選手の「フィジカル」や「メンタル」面のコントロールを監督が効果的にバックアップしてくれたり、選手自身がその調整を行ったりします。
今回は、試合前の調整方法や、メンタル面が試合にどう直結するかを解説していきます。
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心「メンタル」の調整が試合に直結する
はじめに、メンタル面の重要性について簡単に説明します。
メンタルを強化する事でどんなメリットがあると思いますか?
- ゾーンに入ることができる
- 自信を持って試合ができる
- 思い切った技に繋がる
- 自分の力を100%発揮できる
など、メンタルを強化する事で様々な効果を得る事が出来ます。
今までの試合で
- 「練習してきた技が試合になると全然打つ事が出来ない。」
- 「試合になると急に緊張してしまう。」
- 「技が中途半端になって1本にならない。」
このように感じた事がある人は是非この記事を参考にしてみてください。
そもそもメンタルって何?
「メンタル」とは「精神面」「心の持ち方」いわゆる気持ちです!
「この相手強そう。」
「負けたらどうしよう。」
試合中にこのような事を思っていては自分の力を発揮出来ません。
すでに気持ちの面で負けているからです。
「勝利のメンタル」を手に入れたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
ゾーンに入るってどう言う状態?
「ゾーン」とは極限の集中状態です。
何かに熱中した時に、時間があっという間に過ぎた経験はありませんか?
「ゾーン」に入る事で練習してきた以上の力を発揮する事も可能で、自分が技を出す瞬間や相手の技を出す瞬間の状態がスローモーションに見えたり、周りの音が聞こえなくなったりします。
と言っても「ゾーンに入ってやる!」と思って入れる訳じゃないので、プレッシャーのかかる場面でも乗り越えるトレーニングが必要なのです。
ゾーンについてはこちらで詳しく解説しているので参考にしてみてください。
メンタルを強くする為には
メンタルを強くする為に必要な事は「メンタルトレーニングをしよう!」とまず思う事です。
そもそも「メンタルトレーニング」と言う言葉を知らない人は、「知る事」から始めてください。
自分が「メンタル強くしないと試合で力を発揮する事が出来ない」と言う自覚がなければメンタルを強くする事も出来ません。
私自身がメンタルを強くしようと思い始めたのは中学校の時でした。
試合の時にすごく緊張したり、大きい相手にビビって自分のいつも通りの力を発揮できないことが多くありました。
その中で、まずは簡単な「詩を読む」と言う事からはじめました。
前向きに頑張れない時に励まされたのは詩のおかげだったかなと思っています。
学校の図書館にも詩の本は沢山あるので興味があれば探してみてください。
その次に、「一流選手はどんな考えを持っているのか」を知りたくなりました。
実際にトップアスリートとして活躍してきた選手のオススメの本で、自分も高校時代に読んだことがある本です。
一流選手の思考を学ぶことができるので、興味があれば是非手に取ってみてください!
ここには載せていない、私の中で1番のオススメは今年初刊のこちらの本
これは、読んだその時だけでなく、読み返す事でよりメンタルを鍛える事ができる本なので、一冊あるだけで長く効果を発揮する事ができると思いました。
また、漫画を取り入れる事で「誰でも分かりやすく・簡単に読める」というポイントがあるので私の中で一番おすすめです。
「勝利のメンタル」についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
意外と知らないルーティンの効果
ルーティンについて知っていますか?
ルーティンを作ることによって、試合直前など緊張している時などにリラックス状態にする事ができます。
野球界のイチロー選手が有名ですね。
バッターボックスに入った時に右手を伸ばして、バットを見ながら、左手で右袖を触るような動作をします。
私はルーティーンとして、「試合前の動作」「朝食の食べ方」や「試合前の飲料」を決めています。
どうすれば調子が良くなるのか、今までの試合経験を踏まえて「ルーティン」を作る事が大切です。
イチロー選手は動作だけでなく、食事まで細かくルーティン化しています。
試合前にどのような食事を取ればいいのか気になる人はこちらの記事を参考にしてみてください。
試合前の調整方法について
試合前の調整での意識するポイントをまとめます。
試合前には以下3つを意識して取り組んでみてください。
- 試合前日や近い日に筋力トレーニングをしない
- 肉体的・精神的練習から疲労回復や集中力を高める練習にする
- 動きの中で技を一本にする練習をする
試合前日に筋力トレーニングをすれば筋繊維が壊れる(筋肉痛)になり、試合では100%愚か、80%の力も出す事ができません。
試合で100%の力を出す事は思っている以上に難しく、私自身もきつい稽古を沢山積んでも、技の練習をどれだけしても、試合で全てを発揮する事は出来ませんでした。
そのパーセンテージを100%に近づける為に「調整」が必要です。
その方法は、2週間から1週間前から「調整日」を作ります。
「肉体的・精神的追い込む練習」から「疲労回復や集中力を高める練習」に変えていきます。
試合2週間前にどんな調整をしているかはこちらに詳しく説明していますので確認してみてください。
試合前の技の練習で意識すること
試合の調整方法は、人それぞれ違います。
- 全くやらない方が勝てる
- 技の調整だけの方が勝てる
- 地稽古だけの方が勝てる
- 1時間だけしか調整をしない
- 展開の速い練習をする
など、色々な調整方法があります。
私の場合は地稽古を多くしません。
試合で使う技を1本1本、確認しながら回します。
確認するべきポイントは、
- 重心移動
- 体が出ているか
- 体のキレ
- 打った後に打たれないか
- 起こりが見えていないか
- 技を外していないか
- 1発で1本に決めることができるか
少なくとも、こんな事を意識しています。
抜けが遅かったら、左足のひきつけを速くしてみたり、声を意識するなど、細かい調整はその日によって意識を変えています。
よく調整で間違った考えの人がいます。
それは、練習を楽にすれば疲労が回復されて全力を出せると考えている人です。
勿論疲労回復は必要ですが、何も考えずに練習を楽にしたからと言って調整できる訳ではありません。
自分に合った調整方法を見つけてみてください!
梶谷彪雅の試合前の調整『アップ方法』
私が調整をする時の「技の練習」の流れです。
これは私がやっている技の練習方法です。
それぞれ試合前の調整方法が違う事は説明しました。
あくまで参考程度にしてみてください。
かなり種類が多いですが、アップ時間や当日の体の状況や感覚によって変化させていきます。
- 大きく面、小さく面流し
- 切り返し
- 面打ち
- 面フェイント面
- 小手打ち「上から小手」
- 回して面
- 回して小手
- 小手打ち「下から小手」
- 入れて面「下から小手を見せて面」
- 小手から面打ち
- 面フェイント小手
- 払って小手
- 払って面
- 抑えて小手
- 小手から面フェイント小手
- 引き技「全般」
- 応じ技
- 最終技の確認
- 切り返し「その場」
小手打ちについてはこちらの記事で詳しく紹介していますので参考にしてみてください。
引き技についてはこちらの記事で詳しく紹介していますので参考にしてみてください。
「量やばい!」と思うかもしれませんが、最初にも説明したとおり、当日の体の状況や感覚によってメニューは変わります。
1回1回の技に集中して練習していきます。
試合で1発惜しい技を打つと警戒されてしまうので、最初の1発で決める為にも調整で1本ずつしか練習しません。
感覚的におかしい時は試合では出さないようにしたりもします。
調整以外でも練習しておかないと、調整の時だけ練習したからと言って、試合で発揮する事は出来ません。
日頃の練習から試合で使う技の習得を目指しましょう。
まとめ
今回は「メンタルの重要性」と「試合前の調整方法」について解説してきました。
- メンタルについて知る
- 「メンタルを強化するんだ!」と言う意志を持って実行する
- 自分に合った調整方法を見つける
上記の三つのポイントを意識しながら日々の稽古に取り入れてみてください!
良い結果を残す為には必要な事なので、忘れないようにしましょう。
一流選手の考え方を学ぶ為には一流選手の本を読むのが効果的なので好きな一流選手の本を探してみてください!
一流選手の本