潜在能力 人間が最大限力を発揮するためには!? という事で、今回は解説していこうと思います。
どんな人にも潜在能力があり、最大限の力を出せば、自分でも驚くほどのパワーを出すことができます!
- ゾーンについて知りたい!
- 火事場の馬鹿力ってなに!?
そんな悩みを少しでも解決し、試合で最高のパフォーマンスを発揮できるようにしてください!
「ゾーン」とは何か?
一度は聞いたことがある人も多いかと思いますが。
- そもそも「ゾーン」ってなに?
「ゾーン」は極限の集中に入った時に発揮されます。
ゾーンに入っているのか、入っていないのかは自分で感じ取ることは難しいかもしれませんが、明らかな身体的変化が出てきます。
- 相手の竹刀が遅く見える
- 相手の細かい動作が見える
- 周りの騒音が聞こえなくなる
- 崖っぷちの状態が楽しく感じた
などなど、感じ方は人それぞれかと思いますが、私は試合中に上記のように感じたことは何度もありました。
例えば、この試合。2015年のインターハイですね。
1本目の小手の解説
- 引き技を打った後に、詰められる
- 引き技は決まっていないのは審判を見て判断できている
- その後、相手の詰めるスピードを見て、勢いをつけて技を出して来ないか確認。
→相手が打ってくるのがわかれば、前で潰しながら避けていると思います。 - 次に、入りが大きくならないように、足と竹刀で相手にプレッシャーを掛けつつ、自分が手元を上げた瞬間に相手も一緒に上がるのを予測して打突。
引き技を打ってから小手を打つまでの間は4〜5秒の間です。
この間に上記の情報を一瞬で判断して打突する事は、いつもの集中力ではできていないと思います。
九学では1本目のような動きの中で、1本にする練習は勿論してきたわけですが、練習以上の成果を発揮できた瞬間でした。
ゾーンに入る方法
小手の解説で書いたような現象は色々な試合で感じたことがありました。
では、どうやって「ゾーン」に入るのかが気になる人が多いのではないでしょうか?
ゾーンに入るにはまず最大限の集中状態になる必要があります。
集中力をすぐに上げる方法の一つで、「ルーティーン」を作るのが一番手取り早い方法です!
例えば、
- 試合の日の朝に絶対やることを決める
- 試合前の飲み物、食事は絶対これと決める
- 試合前の準備運動は絶対これをすると決める
- 試合に入る前の動作を決める
など、ルーティンを決めることで試合に対しての考え方が代わり、集中状態に入りやすくなります。
私自身も、前日の夜に飲むもの、朝飲むもの、アップの時に絶対すること、試合前にやる事は同じにしています。
そうする事で、試合に向かう緊張感を高めることができるので、よりいい動きができるようになります。
試合前のメンタルの調整方法について知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください!
緊張しすぎては「ゾーン」に入りにくい
試合前に緊張する人がよくいますが、程よい緊張はいい結果に繋がりやすいです。
しかし、緊張しすぎる人は体が固まりすぎていい動きができません。
緊張しているときは、深呼吸をして、副交感神経を高める事でリラックスできます。
私が高校のデビュー戦で緊張していた時に行なっていた方法を紹介します。
- 鼻から3秒で大きく息を吸う
- 5秒息を止める
- 口から15秒掛けてゆっくり息を吐く
私は試合前によくしていました。これで全ての緊張が治るわけではありませんが、多少の変化はありました。
なぜ緊張してしまうのか。
緊張をしているという事は、相手に勝てる確率があると思っているからだと思います。
例えば、自分はテニスをした事ありませんが、錦織圭選手と試合をするとしましょう。
勝てれば100万円貰えるとします。
負ける事は絶対という状況下にあります。緊張するわけないです。
同じく勝てば100万円貰える状況。
相手はテニス初心者の全く知らない相手。
「勝てる可能性もある」
「負けたくない」
「勝てれば100万円」
脳内ではこんな文字が出てくることによって、緊張は高まります。
- つまり、勝てる可能性が少しでもあると考えてるから緊張
- 100%負けると思ってる試合で緊張はしない
リラックスしすぎている時
逆にリラックスしすぎているときは集中できていない為、反応速度が遅れたり、突発的な思考に欠けます。
そんな時に私が行なっていた方法を紹介します。
- 足の指先から頭の頭の頂点まで、体の細部まで全て5〜10秒力を入れて、一瞬で抜く
→「足の指先、足首、脹脛、太もも、腹筋、肩、腕、指先、首、耳等」
全身の力を入れる事で、緊張状態と同じような体にして、一瞬で力を抜く事で丁度いい緊張状態にする事ができます。
他にも、呼吸を一分間に200〜250回する事で、交感神経が高まり、集中力を高める方法もあります。
自分にあった緊張状態に持っていく方法も身につけておくといいでしょう!
意外と知らない集中状態「ゾーン」
あなたはこんな経験がありませんか? ゲームをしている時に
- もうこんな時間だ!
- もっとゲームしたいのに。
- もっと時間があればいいのに。
これがゾーンに近い状態です。集中しすぎて時間の流れを早く感じることもあります。
逆に授業中やきつい練習をしている時は
- 長いなぁ。
- まだ終わらない。
- きつすぎる。
集中できていない時は上記のような思考になると思います。
痛みを感じなくなる。
「ゾーン」に入ることでアドレナリンが分泌され、怪我をしている部分が痛くなかった。と感じる事もあります。
私も、高校の1年生の時全校選抜大会では腰を怪我していました。
しかし、痛み止めも使用してても痛い腰の痛みも、試合中は痛みを感じない。
その代償に、試合終わりはとんでもない程の痛さが来ましたが、少なからずアドレナリンが出ている事を感じ取れる程の変化でした。
火事場の馬鹿力
「火事場の馬鹿力」という言葉を聞いた事はありますか?
これは、火事の時に持てるはず無いタンスを簡単に運んで家の外に出したりする、本当に追い込まれた時発揮される力です。
『ゾーン』『火事場の馬鹿力』を試合で出すことが出来ればどうでしょう? 能力的部分だけでいうなら会場の誰にも負けないと思いませんか?
この「ゾーン」や「火事場の馬鹿力」を出すためにはどうすればいいのか!?
あなたは気になりませんか?
「火事場の馬鹿力」の出し方
- 脳のリミッターを外せ!
簡単に説明するなら、人間は100%の力を発揮できないように脳で自動的に制御されています。
そのリミッターさえ外れれば「火事場の馬鹿力」は発揮できます。
まず、リミッターを外す為には、通常の状態では不可能脳です。
アドレナリンを出し、自律神経を興奮状態にする必要があります!
ポジティブなイメージをする事で集中力を高める事ができ、よりパワーが発揮されます!
大声を出す事で体の力を抜く
皆さんは大きな声を出すことを意識していますか?
声を出すことに効果がないと思っている人が多く、意識しない人が多くいます
よく先生から
- 声が出ていないぞ!
- もっと大きな声を出せ!
- 腹から声を出せ!
なんて言われる人は要注意です。
そもそも、先生が大きな声を出すことに理由を付けて教える先生はあまり見かけません。
単に大きな声を出させる先生は、生徒たちからすると
- なんで、声を出さないといけないのか。
- 声を出す理由を教えてよ。
- 声を出すのはきついだけだ。
など、先生に対する不満があるのではないでしょうか。
自分もそう思っていました。しかし、声を出す事で以下のようなメリットがあります!
- 大声を出す事で体の無駄な力が抜ける
大きな声を出すという事は、息を吐くということになります。
息を吐いた後は絶対に息を吸いますよね。
小さい声だと、空気が体から出てしまわないため力が入った状態のままになります。
また、大きく息も吸えないため、リラックスもできません。
人間は、力を入れた状態から更に力を入れても、自分が持っている力を50%も発揮できません。
100%以上の力を発揮するためにも、大きな声を出すことは大事ですので、頭に入れておいてください。
大きな声を出して、無駄な力を自然と抜かせることで、今まで以上に強いパワーを発揮しましょう!
これはシャウティングという方法なので、詳しく知りたい人は調べてみてください!
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、剣道で『ゾーン』『火事場の馬鹿力』で潜在能力を最大限に発揮する為に必要なことを解説していきました。
大事なポイントをまとめてみたのでおさらいしてみてください。
- 呼吸法で集中力を高める
- ルーティーンを作って素早く集中状態にする
- 脳のリミッターを外す為にポジティブ思考になる
- 大きな声を出す(シャウティングをする)
試合で結果を残したい人は是非挑戦してみてください。
今までと違った動きや、力を発揮できるかもしれません!
- 筋肉がなかなかつかない。
- 無駄な脂肪が多くつく
そんな悩みを抱えている人は以下の記事にまとめてみました。
気になる人は是非参考にしてみてください。