⭐️要点のまとめ
- 下半身の重要性
指導する際の第一のステップは、下半身の使い方を教えること。これに加えて、剣道に対する考え方も同時に伝える。 - 目標設定とレベル差の調整
指導する人たちの中にはレベルが異なる人がいるため、それぞれの目標やレベル感を確認してから指導方法を調整することが重要。特に、日本一を目指すような高い目標を持つ人と、剣道を楽しみたいという人とでは指導のアプローチが異なる。 - 生徒や保護者とのコミュニケーション
生徒や保護者との適切なコミュニケーションを取ることで、理解を深め、チームとしての一体感を持つことができる。特に大人数の場合は、意見を取り入れつつも、全体の方針を決めることが大切。
この投稿は2023年7月25日のvoicyの音源の内容をもとに作成したものです。こちら↓
https://voicy.jp/channel/3388/575729
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様々なレベルに対して指導する時のポイント
様々なレベルに対して指導のポイントというテーマでお話しします。
質問で「指導する時のポイントは人によってレベルが違うと思います。まず、どんなことから始めますか。」
この質問に対する結論として、私は『下半身をまず教えていく』と思います。
レベルが違う人がたくさんいたとしても、まず下半身から教えていくと思います。
下半身と言っても色々あると思いますが、まずは下半身の使い方を教えていきます。 教えるだけじゃなくて、同時に剣道に対する考え方も伝えていくと思います。
ただとはいえ、選手のレベル差に焦点を当てると『チームとして何を目標にしてるのか』ということも重要になると思います。例えば、剣道をもっともっと楽しく学んで、その中で強くなっていこうねっていうぐらいのレベル感であれば、今みたいな感じでいいと思います。
私の場合は中学、高校で『日本一を目指そうぜ』という環境に行くと、レベルの低い人たちだけにずっと合わせてしまうと、応用ができるレベルの高い人は同じ練習をやり続けることになってしまいます。この部分の調整が難しいと思っています。
剣道を始めるきっかけは、小学校や中学校は多いと思いますが、剣道始めたての初心者が日本一を目指しているチームに急に入って、できないことに対して怒られたり、ガミガミ言われてくないですよね。
なので、本気で日本一を目指すのか、あるいは剣道を楽しく続けていくのか、切り分けて考えると良いかなと思います。先生としても、①分けてあげる(始めたての人たちは最初は初心者だけでやる)②後半は一緒に混ざる時間も作ってあげる。など、 工夫が必要だと思います。
ただ、これは私が今思ってることを喋ってるだけなので、これが「正解」とか「不正解」ではないということはご容赦ください。本当に難しいと思います。
剣道に対する考え方・下半身の重要性は絶対!
しかし、剣道に対する考え方や下半身の重要性については、絶対に教えると思います。もし私が小学校の先生であれば「勝ちだけを全てフォーカスするか?」と聞かれると、そうではないかなと思います。
下半身とか考え方とか剣道の楽しさを教えている中で「勝つ楽しさ」を覚えて、それが膨らんで剣道の奥深さとか色々な体験をして欲しいです。
小学校で負けたとしても先は長いので、中学高校でもっと考える力を身につけていれば、自分で厳しくしたり、掛かり稽古でも自分で追い込むことができると思います。
なので重要な部分は『考え方を身につける』ということです。
中学校で教えるとしたら、少しは勝ちにフォーカスする部分も出てくるかもしれません。やはり全国大会では、高校の進路も決まってくる人もいると思うんですよ。
なので中学生になると少しだけ勝負に決定させることを覚えさせるかもしれません。練習試合にたくさん足を運ぶと思います。
指導する選手が大人数だったらどうする!?
もし指導する選手がたくさんいたらどうするか。
60人も70人もいたらどうするか。
ここは切り分けが必要だと思います60人に70人のみんなを連れて、
例えば、大分から岐阜まで錬成会に行くのはかなりハードルが高く難しいと思います。
行きたい人だけでもいいと思いますし、やる気のある人だけでもいいと思います。選手の人だけでもいいと思います。チーム全体として話し合いながら行うと思います。費用面の部分もあると思うので。
勝手に独断で決めると「なんで連れて行ってもらえないんだ」というハレーションができてしまうので話し合った上で「どうしていくべきなのか」を話していく必要があると思います。それは保護者さんも含めてですね。
保護者さんに意見を言わせることが絶対ではありません。
例えば、ある道場さんであれば、保護者さんに向けたブログを書いてる道場さんがあります。
この道場はこういう考え方でやっています。ということを伝えることによって「同じ目線合わせをする」道場さんもあります。
このような感じで、選手だけでなく、生徒さんだけでなく、チーム全体となってまとめて行くことも先生の役目となってくると思います。
しかし先生も大変ですよ。ボランティアでやってる方も多いと思います。
でも先生としての覚悟も必要になってくると思います。
高校生の指導者をするなら、僕はどうせやるなら日本一目指してやると思っております。なので多少きついこともあることも伝えながら、やっていくと思います。
場所も限られてきますよね。例えば私の母校の体育館の2面の中で、「誰でも入ってきていいですよ!」として、100人も200人も入部して、ぎゅうぎゅうで練習どころではなくなりますよね。これも難しい問題だなって思ったりもします。
でもこれってなかなか口に出したりしないところじゃないですか。僕も実際になったらわかんないです。だって、断りきれないですもん。入って良いですか?って言われて。
やる事としては、例えばいつものメニューで100本切り返して1時間とかやったりしたりとか1時間掛かり稽古をしてたりとかしていて、「入りたいです!」という生徒さんがどのように感じるかですよね。
「それでもやりたいんだ! 僕はここで強くなりたいんだ!」って言うんだったら全然いいんじゃないかなと思います。それを乗り越えるだけのその覚悟があって来てるわけですから いいんじゃないかなと思います。
話が逸れておりますが、レベルに合わせた指導は剣道を普及していくとなると、どういう風に一番やるのがベストなんだろうな。と思ったりします。
レベルを高くしてしまうと離れていくと思います。低くしすぎて勝てないことも楽しくない。このバランスを剣道普及者としては大事にしていきたいポイントだと思っています。
私はあまりこう中学校の先生になりたくないんですよね。増やしていくっていう活動がしにくいと思うので。 僕はもっともっと剣道会を盛り上げたいと思っているので、初心者さんには丁寧に教えたいと思ってますし、楽しく、剣道の魅力を伝えたいと思っております。
Youtubeや剣道普及活動をやって行って「ガッツリ中学高校でも剣道まだまだ続けたいよ!」っていう人がいたら「ここの学校は強くなりたいんだったらお勧めするよ。」とか、「先生お願いします!」ということもできれば最高だと思っています。
⭐️まとめ:下半身と考え方は絶対に伝える
今回は『レベルに応じて指導する時のポイント』というテーマでお話しさせていただきました。結論、下半身と考え方 自身で考える力っていうところを教えると思っています。
自分が自分の考えてる剣道界のことをお伝えさせていただきました。
こちらのVoicyには指導者さんとかも聞いてくださっているので、大変恐縮なんですけれども今後とも応援していただけると嬉しいです。私も道場さんとか応援しております!
皆さんで剣道会を盛り上げていきましょう!
本日も皆様にとって最高の1日になりますように!じゃあまたね!