1本取られた後の「心理」と「対処法」

このnote投稿は202年7月16日voicyの音源の内容をもとに作成したものです。

どうもプロの剣道家として剣道世界普及をしている、梶谷彪雅です。剣道YouTube発信をしたり、講演会を行ったり、剣道指導をしております。

Contents

▼正しい握り構えができる！『矯正型竹刀』▼
取り返すためには「相手の心を動かすこと」が重要！
『1本を取り返しにいく練習』をしておくことが必要！
1. 最後にお知らせです。

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取り返すためには「相手の心を動かすこと」が重要！

本日は「1本取られた後の心理」というテーマでお伝えしていきます。結論取りに行かないといけないのは、もちろんで「相手がどういうタイプなのか」を観察するのは1本取る前、取られた後、関係なく必要になると思います。

例えば、1本取られる前もどんどん技を出してきて打ってくる、取った後は守るタイプなのか、それともまだ取りに来るタイプなのか、前に避けながら入ってくるのか、後ろに下がりながら避けるのか、応じ技ばかり狙ってくるのか、このように相手のタイプは1本取られた後どういう風に変化するのかを、まずは見極めることが必要だと思います。

避けるだけのタイプは結構ラッキーで、打てばいずれ当たる可能性があるので正直ラッキーだと思っています。

逆に避けながら技を出してくる、あるいは小手返し面、相小手面、抜き胴を狙ってくる相手の方が嫌です。技を打たれる可能性が出てくるので避けるだけよりも相手は技を出してきた方が「嫌だな…」という心理になるので、まず見極めて、避けるだけであれば、打ってくる可能性もあるので注意しながら、どんどん積極的に狙っていく、という風になります。

応じ技を狙っているタイプであれば「どんな応じ技を狙っているのか」を考える必要があります。

出小手を狙っているのが分かれば、こっちが小手をすかすように回して面とか、下を責めて竹刀が下がったところを面打ちだったり、応じ技を打たれない面打ちをする必要がありますし、出鼻面を狙ってくるのであれば出鼻に応じて一歩入りながら相手が合わせてこようとするところの抜き胴を狙ったりしていく必要もあります。

あるいは相手が返し技ばかりになってくるのであれば、その返し技に合わせた入りをしていかないといけないので難しくなってきます。「相手がどんな技を狙っていけるのか」は、文面の説明ではかなり難しくなってくるので解説しませんが、技の解説動画とか作っておりますので、動画を見ながら練習してほしいです。

心理としては取り返しに行かないといけないので、そこで慌てないことも重要になります。冷静に相手がどういう風になってるのか判断すること、それから「流れを作っていく動作ができるか」です。

惜しい技を打たれると相手は嫌ですし、「今の小手危なかったなぁ…」となると、より技の展開が繋がりやすくなってきます。なぜなら小手を警戒させると担ぎ面とかも打ちやすくなるからです。

そういうような技を出しながら相手の心をどんどん揺さぶっていく。「自分の心が動く」よりも「相手の心を動かしていく」ということの方が正解かなと思います。