このnote投稿は2023年voicyの音源の内容をもとに作成したものです。
どうもプロの剣道家として剣道世界普及をしている、梶谷彪雅です。剣道YouTube発信をしたり、講演会を行ったり、剣道指導をしております。
先日、高森の錬成会に参加させていただいて、いろんな選手がいました。勝てなくて「調子が悪いです。」と泣いていたり、あるいは1本取られた後に少し態度が悪くなってしまう選手がいたりしました。
▼強制的に正しい握りができる『上達型竹刀』▼
[1人目]無駄なことをすれば準備不足になる。
1本取られた後、自分が当たってたのに反対に旗が上がってしまったことに対して、怒っている選手がいました。取られることはしょうがないと思っていて、そこで『は!?なんで!?』となることは、私自身この思考が無駄だと思っています。
1本取られた後から2本目を取り返しに行く準備は、「開始線に戻るまでの間」しか冷静に考える時間がないということです。
「は!?なんでだよ!」と思った状態で白線に戻るのか、1本取られてしまった『相手はこういうタイプだから、こういう風に守ってくるかな?こういう手元を上げて守ってくれるかな?じゃあ、この技を打とう!』って思いながら白線に戻っていくのか。
これによって試合の運び方が全然変わってきます。これがいわゆる不動心だと思っていて、「1本取られても心が動かない」ということじゃないかなと思っております。反対に旗が上がることって結構あったりします。それに対して怒ってる時間は、すごく勿体無くて冷静に対応することが重要です。
1本は第三者が決めることなので、間違いもあれば1本なかなか上がらないこともあります。「自分で決めない」ことだと思います。
自分で「自分のが惜しかった。何でこれが上がらないんだ!?」と思ってるうちは良くないです。第三者が決めるのであって、1本になろうがなるまいが、「自分で判断することではない。1本にするために僕は全力を注ぐんだ!」まずこういう思考になる必要があると思っております。
[2人目] 調子が悪い時に泣いてる暇はない。改善し続けることが大切!
練習試合の途中に「調子が悪いです。」と言って泣いている選手がいました。「なんで調子が悪いの?」と聞くと「わからない。」と答える。「じゃぁ、どうすればいいの?」と聞くと「どうすればいいかわからない。」と泣きながら答えます。
僕が思うに、その『わからない。』という時間が一番無駄だと思っていて、考えないといけないんですね。自分が「何で調子が悪いのか」を誰かが解決してくれるわけではありません。
剣道は試合コートで1人でしか戦えないので自分が「なんで調子が悪いのか」を改善し続けなければ調子が良くなる事はありません。
例えば、試合でいつも調子がいい時は、どんなことをしているから調子がいいのか。「足を使っているのか、技を出してるのか、声が出ているのか、踏み込みが強いからなのか」そういったことを考えて1つずつ改善していけばいいと思います。
「今日は足が止まっているな」「今日は声出てないから、まず声を出してみようかな」そうやって、自分の調子が悪い理由を探っていくしかないです。
もっと詳しくしていくと、「昨日の夜寝る時間は何時だったかな。いつもこの時間に寝た時は調子がいいな」「いつもこの温度の時は調子がいいな」とか、武井壮さんがやっていたことは、『毎日気温を測って自分の体の調子がいい時と調子が悪い時っていうのを調べ上げること』だそうです。
なので大会前日とかは部屋を適正温度にしたり、詳しく調整していくことで自分の調子がいい時と悪い時の特徴をしっかりつかむことができます。『わからない』という無駄な時間を過ごさないことが一番大切だと思っております。
まとめ
本日は2つお話しさせていただきました。「不動心、無駄なことをやらない。」ということです。「1本取られた後も冷静に考えて、次の行動を選択していく。」ということ。
調子が悪い時に泣いてる時間なんてない。「次どういう風にすればいいのか、なぜ調子が悪いのかを探って真摯に向き合って改善を続けていくことが大事。」というこの2つのテーマでお話しさせていただきました。
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本日も皆様にとって最高の1日になりますように!明日試合頑張ってきます。皆さんも一生懸命頑張っていきましょう!
先日、高森の錬成会に参加させていただいて、いろんな選手がいました。勝てなくて「調子が悪いです。」と泣いていたり、あるいは1本取られた後に少し態度が悪くなってしまう選手がいたりしました。
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#剣道世界普及を目指す梶谷彪雅の雑談ラジオ「梶谷彪雅-剣道KENDO-」/ Voicy – 音声プラットフォーム 剣道家-梶谷彪雅です。 普段は、会社員をしながら剣道YouTube発信をしたり、講演・指導をしています。 夢は『剣道の voicy.jp