稽古について

剣道 試合で使える小手打ち講座!【応用技、基本技まで徹底解説】

今回は小手打ちについて詳しく紹介していこうと思います。
試合で多くの選手が使っている技ですが、小手打ちを強化する事で他の技の幅を広がります。

  • 練習では打てても試合では打てなくなる。
  • 試合で小手を打った後に後打ちを決められる。

そんな人の為に少しでも力になればいいかなと思います。

小手打ちのポイント5つのポイント

小手打ちのポイントを5つにまとめてみました。
間合いの駆け引きや、動く相手にどのタイミングで狙うのか。という部分には触れていないのでご了承ください。

  • 小さく・強く・早くを意識する
  • 踏み込みの強さ
  • 重心移動と打突のタイミングを合わせる
  • 小手を打った後の捌き方
  • 小手打ちの足捌き

小さく・強く・早くを意識する

「小さく」基本的に試合で使う小手打ちの場合は相手にできるだけバレないように、小さく打突します。
フェイントを織り交ぜて打突する時も、隙ができるだけできないように「入り際」を小さくを意識しましょう。

「強く」は打突力の事です。
小さく打つからと言って、打突が弱くなってしまっては一本になりません。
一本にする為には打突の強度も高めましょう。
力いっぱい打つのではなく、「手の内」を使って小手の音をしっかり出せるようします。
審判へのアピールに繋がります。

「早く」は打突のスピードは勿論の事、「体捌き」や「足捌き」も速くする必要があります。
手だけで打突しようとしても全てのスピードが上がるわけではないので、相手の懐に瞬間的に移動できるようにトレーニングをしましょう。
体を前に移動する「推進力」を鍛えましょう。

参考記事:下半身のトレーニング方法も記載しているので是非確認してみてください。

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踏み込みの強さ

打突力が強いが、「踏み込み」が弱いと一本になりにくいです。
逆に打突力が多少弱くても、「踏み込み」が強い選手は、審判の旗が上がりやすいと感じています。

その理由は二つあります。

  • 1つ目、「キレ」が良く見える。
  • 2つ目、審判の判定材料に「音」が含まれている。

竹刀のスピードが速く、打倒部位をしっかり捉えているのか見えない場合もあります。
そこで、「音」も審判の判断になっていると思います。
竹刀のツバに当たっていたら「カシャン」と音がして一本にならないですが、腕に当たった場合は一本になる場合もありますよね。

「キレ」と「音」のアピールができるように踏み込みの強化もしておきましょう。
踵を炒めた場合はサポーターで対処できますが、癖になるので愛用しすぎないようにしましょう。

重心移動と打突のタイミングを合わせる

「早く」の部分でも軽く説明しましたが、手だけで打突しないように注意しましょう。
他にも、頭から突っ込んだり、体がそった状態で打突しないようにしてください。

常に「体幹」と「軸」を意識して、左足で蹴った時に自分の軸がどこにあるのかを常に把握します。
「重心」がしっかり前に移動するのと同時に打突できるように丁寧に練習していきましょう。

小手を打った後の捌き方

次に小手を打ったあとの捌き方ですが、基本的にはまっすぐ相手に体当たりします。
しかし、試合となれば相手から「後打ち」を打たれてしまうこともありますよね。

相手から「後うち」を打たれるのが嫌で相手の右側(自分から見て左側)に捌く人がいますが、潜ったような形になり、面を乗られる事もあるので注意しましょう。
九州学院の選手はみんな右側に捌いているのが動画でも確認できるかと思います。

あくまで基本は真っ直ぐです。
右に捌いたままだと、審判から見て逃げながら打っているように見えるので、相手の後打ちの竹刀を確認するか「予測」をしながら捌く練習をしましょう。
捌いたあとは勿論、基本の真っ直ぐの状態に戻ることが大前提です。

小手打ちの足捌き

小手打ち足捌きですが、右足を前に出そうと考えていたり、前に跳ぼうと思わないでください。
イメージは「その場」あるいは「下斜め前」です。

勿論前に跳ばないと言うことは、間合いにしっかり入る必要があります。
入りすぎると打たれてしまうので、初めに伝えた「入りを小さく」することで隙を減らせます。
また、「自分が打てる間合い」は「相手も打てる間合い」です。
自分が打てる間合いに「入ってる時間」が長くならないように注意いましょう。

打った後の足捌きは2種類あります。

  • 1つ目、踏み込んだ後に、もう一度右足を出すパターン
  • 2つ目、踏み込んだ後に、体の捌きの反動を利用して左足を引きつけるパターン

この2種類になります。

ここでは長くなってしまうので、後日別記事で「小手打ちの足捌き2パターン」で作成しようと思います。
楽しみにお待ちください。

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小手打ちの種類【基礎編】

基本的な小手打ちの種類について紹介していきます。
どんな小手打ちがあるのか参考にしてみてください。

大きく小手打ち

大きく小手打ちについて説明していきます。
「重心移動」や「手の内」のタイミングを合わせる為の練習に使ってください。

試合ではなかなか使う事が無い技の一つですが、大きく振りかぶる事で相手を「驚かせて」手元を上げさせる方法に使っている選手もいます。
大きく振りかぶり、相手が「驚かなければ」ただの隙になってしまうので注意しましょう。

この時も元立ちは手元の上げ方に注意しましょう。
竹刀を開くのでは無く、手元を上げる事で相手に打たせて上げましいょう。

打ち太刀はその角度に合わせて竹刀を入れましょう。
この時に左手が上がらないように、上からしっかり握って打突力が弱くならないように注意しましょう。

特に基本に近い技の練習なので、まずは捌きの練習はせずに、真っ直ぐ練習をしましょう。

小さく小手打ち【上から小手】

小さく小手打ち【上から小手】は出来るだけ振りかぶらないようにしましょう。
失敗しがちなのが「竹刀を振ろうとしてしまう」事です。
イメージとしては「相手の竹刀を超えるだけ」です。
相手と竹刀を合わせると、そんなに振りかぶらなくても小手を打つことができます。

それと同時に相手も手元を上げるので、相手の小手を目視して打突することも可能です。
打突した後はすぐに相手に体当たりします。(打突→体当たり)
打突して捌いてから体当たりでもいいです。(打突→相手の後打ちを捌く→体当たり)

小さく強く打つ為に、大きく小手で練習した「重心移動」をしっかり意識しましょう。
後は「手首」や「手の内」「強い踏み込み」に取り組みましょう。

小さく小手打ち【下から小手】

小さく小手打ち【下から小手】打ちは、相手の竹刀の下を通ってから打突します。
竹刀を下に下げすぎると、隙ができるので注意しましょう。
剣先が竹刀のツバに当たるように攻めることで、相手から竹刀が見えにくくなり、手元が上がった瞬間を狙います。

下から打突する場合は「上から小手」より打突力が下がってしまします。
上から小手より「重心」「体重」を竹刀に伝えて打つようにします。

強く打突する為に、ポイントで説明した前に跳ばずに「その場」「下斜め前」をイメージして打突する事で比較的強く打つことができます。

出典:Youtube 西村選手の小手打

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引き小手

引き小手は鍔迫り合いからの技になります。
相手に引き面を意識させて手元を上げさせたり、首狩りを使って相手を崩して技を出すことができます。
他にも中間間(ちゅうかんま)を作り出して引き小手など打ち方は様々です。

「小手の音」「踏み込みの強さ」「下がるスピードの速さ」「キレ」を身につけることでより1本になりやすいわざとなっています。

出典:Youtube 2019年【 – 一本集 – 剣道 – 引小手 – 】見事な一本 – hikikote – high level kendo – ippon

https://anpanmankun.com/2020/04/14/a-1%ce%b1-kaisetu/

小手打ちの種類【応用編】

応用的な小手の打ち方について説明していきます。
打ったことが無い技や、日頃練習しない技、今まで知らなかった技があれば練習してみてください。

面小手【面フェイント小手】

面小手【面フェイント小手】は二段技になるので難易度も上がってきます。
面小手のスピードを上げる為に、足の踏み込みの「テンポ」を早くすることを意識します。
手だけで打つとスピードが遅くなります。

面のフェイントの鋭さがポイントになります。
元立ちに実際に面に見えるかどうかを何度も確認しながら行いましょう。
面に見えなければ、入りが大きい小手打ちになるので、隙を見せることになります。

記事の後半にスピードを上げる為の練習方法も記載しているので参考にしてみてください。

相手の竹刀を押さえて小手
押さえて小手打ちは人間の反射を使います。
中心を取ろうとして、力が入っている選手に有効です。

相手の竹刀を上から押さえることで、中心に戻ろうとします。
戻る前に攻めると相手の手元が上がりやすくなります。
押さえて戻る瞬間を予測して小手を打突します。

回して小手

回して小手打ちは、自分の剣先で相手の剣先を一周させて小手を打ちます。
回しながら入ると、入りが大きくなってしまい相手に隙を見せることになるので注意しましょう。

一挙動で打つ「テンポ」から半分「テンポ」がずらす事ができるので、小手に対する応じ技を狙っている選手にも有効に使うことができます。

払い小手

払い小手は自分の竹刀の剣先で相手の竹刀を「裏から」払って打つ技です。
払ってから打つと相手の竹刀は戻ってきてしまい、打突することができません。

  • ポイントは払いながら打つことです。

しかし、払いながら体を出すので、「出鼻技」や「払いミス」をしないように注意しましょう。
相手の手元に近い方が力が伝わり、しっかり払う事ができます。
なので、間合いを盗む事を意識して練習します。

出鼻小手【面に対して応じ技】

出鼻技「応じ技」の一つの出鼻小手です。
相手が面を打突してくる瞬間に小手を捉えます。

ここで注意して欲しいのが、相手が面に来たのを確認して打つのでは無く、面にくる瞬間を「予測」して打つことが重要です。
相手をみてから打突すると、遅れてしまい「面」を打たれてしまいます。

  • ポイントは前に出ないことです。

相手は面を打つ為に前に飛んで来ているので、「その場」で打ってから、前に出ます。

小手面から小手【三段技】

最後に三段技の小手面から小手打ちです。
強い選手になると、2段技に対応してくる選手も出てきます。
2段技まで避けられることを「予測」した上で3段技を練習しておきましょう。

小手を本気で打つことで、相手は手元を警戒して「手元を」上げなくなります。
そこで、「小手から面打ち」が有効になります。

  • 見切られる場合(小手を打つ→警戒して手元を上げない所を面にいく→面に行く瞬間に避けられる➡︎もう一度小手に変化する)

「テンポ」がとても大事になるので足で「テンポ」を練習して手を合わせていきましょう。

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実践的な小手打ちの練習方法

最初に大事なポイントを紹介しましたが、練習方法について簡単に説明しておきます。
特に大事になるのが元立ちです。

紹介の中には連続技の練習方法も記載しています。
しかし、右手が打突されすぎて痛くなる可能性が大きいです。
小手サポーターを着用することをおすすめしています。
我慢できる人はいいですが、我慢できるくらいの打突力にならないようにしましょう。

元立ちが意識すること

元立ちが間違った打たせかたをする例の一つとして、竹刀を左に開いて打たせる行為です。
試合で相手が竹刀を横に開いて打たせてくれる事はありません。

元立ちはの打たせ方のポイントは、自分の左面「相手から見て右面」を隠すように手元を上げます。
試合や地稽古の時に、相手の攻めに負けて手元が上がるイメージで打たせます。

結果、どのくらい角度をつけて打突すれば良いのかを学ぶことができます。

引用元:Kenjoy KENDO PARK

具体的な練習メニュー【小さく小手・連続】

1本1本丁寧に練習することも大事ですが、かかり稽古のように感覚的に体で覚える練習方法もあります。
一足一刀の間合い「足を継がずに届く間合い」から連続10回〜15回程、小手体当たり➡︎一足一刀の間合いを繰り返します。

出来るだけ発声は繋げて、体当たりした後の構え直しを早くして、次に繋げます。
「小さく・早く・強く」を意識して、隣の人より早く終わらせるように勝負することもできますね。

具体的な練習メニュー【面フェイント小手・連続】

先ほどは体当たりまで行いましたが、面フェイント小手の場合その場で30回行います。
勿論「踏み込み」「スピード」「テンポ」をイメージして出来るだけ早く終わらせます。
10秒〜15秒を目標に練習してみましょう。

序文に軽く説明しましたが、特に連続で打たれるので怪我には十分注意してください。
責任は持てないのでサポーターをすることをおすすめします。

試合で使える小手打ち講座のまとめ

今回は小手打ちについて解説してきました。
「基本的な小手打ち」から「応用的な小手打ち」まで説明してきましたが、試合でたまたま体が動いたような技もあります。
体が勝手に動く為には相かかり稽古など、スピード重視の実践的練習がおすすめです。

まずは基本の技やポイントの重要な部分をしっかり体に染み付けてください。
試合で少しでも小手打ちで1本にできるように努力しましょう。

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